犬と猫のノミ・ダニ予防薬および駆虫薬について【記事】
2026年03月23日 お知らせ
ノミ・ダニの予防薬には、ノミ・ダニだけを対策するタイプと、フィラリアやお腹の虫までまとめて対策できるタイプがあります。
犬では飲み薬・滴下薬・長く効く注射薬などから選べますが、猫では滴下タイプが中心です。製品によって、カバーできる寄生虫や効いている期間が異なるため、その子の性格や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
犬の予防薬について
犬では、飲み薬を選べるのが大きな特徴です。
ネクスガード、シンパリカ、クレデリオなどは、ノミ・マダニ対策を中心に使いやすい代表的な飲み薬です。
また、ネクスガード スペクトラ、シンパリカ トリオ、クレデリオ プラスのように、ノミ・マダニに加えてフィラリアやお腹の虫まで一緒に対策できる製品もあります。製品によって対象となる寄生虫は少しずつ異なります。たとえば、ネクスガード スペクトラは回虫・鉤虫・鞭虫、シンパリカ トリオは回虫・鉤虫、クレデリオ プラスは回虫・鉤虫・鞭虫に加えてイヌニキビダニにも対応しています。
外用薬を希望する場合は、フロントライン プラス ドッグやブラベクト スポット犬用が候補になります。
フロントライン プラス ドッグは、ノミ・マダニに加えて、ノミ卵や幼虫の発育抑制、シラミ・ハジラミの駆除にも対応しています。ブラベクト スポット犬用は、1回で4か月効果が続くタイプです。
「できるだけ投薬回数を減らしたい」という場合には、ブラベクト系が選択肢になります。
犬用では、ブラベクト錠は3か月ごと、ブラベクト スポット犬用は4か月ごと、ブラベクト365は1回の注射で12か月ノミ・マダニ対策ができる製品です。
猫の予防薬について
猫では、滴下タイプの予防薬が中心です。
ノミ・ダニをシンプルに対策したい場合は、フロントライン プラス キャットやブラベクト スポット猫用が候補になります。フロントライン プラス キャットは、ノミ・マダニの駆除に加えて、ノミ卵や幼虫の発育抑制、ハジラミの駆除にも対応しています。ブラベクト スポット猫用は、1回で3か月効果が続くタイプです。
一方で、フィラリアやお腹の虫までまとめて対策したい猫では、レボリューション プラス、ブロードライン、ブラベクト プラス猫用などが候補になります。
レボリューション プラスは、ノミ・マダニに加えてフィラリア予防、回虫・鉤虫、ミミヒゼンダニまでカバーします。ブロードラインは、さらに条虫にも対応しています。ブラベクト プラス猫用は、ノミ・マダニに3か月効果が続きながら、フィラリア予防と回虫・鉤虫の対策も同時にできる製品です。
選び方の目安
予防薬は、「どの寄生虫まで一緒に対策したいか」と「どうやって投薬するのがその子に合っているか」で考えると選びやすくなります。
犬で、飲み薬が得意な子
飲み薬は続けやすく、選べる製品の幅も広いです。ノミ・ダニだけならネクスガード、シンパリカ、クレデリオなど、まとめて対策したいならネクスガード スペクトラ、シンパリカ トリオ、クレデリオ プラスなどが候補になります。
猫や、飲み薬が苦手な子
滴下薬が使いやすいことが多く、猫では外用薬が主流です。犬でも、外用を希望する場合はフロントライン プラス ドッグやブラベクト スポット犬用が選択肢になります。
フィラリアも一緒に済ませたい子
犬ではネクスガード スペクトラ、シンパリカ トリオ、クレデリオ プラス、猫ではレボリューション プラス、ブロードライン、ブラベクト プラス猫用などが候補です。
投薬回数をなるべく減らしたい子
犬ではブラベクト錠、ブラベクト スポット犬用、ブラベクト365、猫ではブラベクト スポット猫用やブラベクト プラス猫用のように、比較的長く効く製品があります。
注意しておきたいこと
ネクスガード、シンパリカ、クレデリオ、ブラベクト、レボリューション プラスなどに含まれるイソオキサゾリン系成分では、まれに振戦、運動失調、けいれんなどの神経症状が報告されています。多くの犬猫で安全に使用されていますが、てんかん発作や神経症状の既往がある子では、事前に獣医師へご相談ください。
まとめ
大切なのは、「その子にとって続けやすい方法」を選ぶことです。
当院では、年齢、体重、生活環境、投薬のしやすさに合わせて、その子に合った予防薬をご提案しています。
「どれが合うかわからない」「まとめて予防したい」など、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
