子宮腺病
主要症状
血尿、膣からの分泌物(膿や血液)、食欲がなくなる、元気がなくなる、お腹が膨れる
血尿の判断 ウサギの尿道ロは、膣口と一緒になっています。
子宮や膣からの出血の場合は、血がまとまって排尿の昆後に押し出されるので、尿に部分的に血が混ざります。
子宮腺病
どんな病気?
メスのウサギに最も多い腫瘍が子宮腺癌です。
繁殖経験があるかどうかには関係なく、 3歳を過ぎると増加傾向にあります。
タン、フレンチ、シルバー、ハバナ、ダッチといった特定の品種では3歳以下で4%、3歳以上で50-80%が発症するとされています。
年齢を重ねることによるホルモンバランスの変化のほか遺伝なども原因だと考えられます。
子宮内膜炎に続いて発症することもあります。
また、腫瘍が発覚するより前に、繁殖時の異常分娩や死産、産子数の減少などが見られる場合があります。
非常にゆっくりと進行する病気で、 6-24ケ月にわたって病気が進行し続けます。
半年ごとの定期健診が、メスのウサギでは特に重要になります。
発症率が、異常に高く、比較的 進行が遅いためです。
治療しなければ、転移により24ヶ月以内に死亡するとされています。
血流やリンパの流れに沿って転移が広がり、リンパ節や肝臓に転移することがあります。
肺への転移もあるので、発症してから時間が経過している個体の場合は胸部レントゲン検査も必要です。
早期発見できれば、子宮卵巣摘出手術によって根治可能です。
避妊手術については、院長と相談してみてください。
他の子宮の病気
子宮蓄膿症や子宮内膜症