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画像診断について


 現在の獣医療において、画像診断は内科疾患・外科疾患に関わらず、診断には欠かせない検査となっています。中でもX線検査および超音波検査は動物へ負担をかけずに行える低侵襲な診断モダリティであり、二次診療施設に関わらず、かかりつけの動物病院である一次診療施設でもほとんどの病院で行うことができる検査です。
 これらは獣医師であれば誰でもどこでも実施できる検査ですが、正常な動物の解剖学的知識や生理学的知識への理解がなければもちろん異常は見つけられませんし、各検査の特性や原理を十分に理解した上で検査条件の設定を行い、読影に適した「綺麗な画像」を得る努力をすることができなければ、異常を異常と認識できない、または正常を異常と認識してしまう可能性が高まります。
 X線検査および超音波検査のみで確定診断できる疾患は限られますが、診断に適した画像を得ることと正しい読影を行うことで、数多く存在する鑑別診断リストを可能な限り削ぎ落とし、その他の臨床情報を加えて診断精度を100%に近づけられるように努力していくことが、画像診断を行う獣医師の宿命であると考えます。
 私はこの理念をもとに画像診断を担当し、一次診療施設および全科研修医として過ごした期間に得た経験を生かして様々な専門領域と連携した内科から外科的治療に至る総合診療を行っています。
 また、他院で撮像されたC T・M R I検査の読影や、セカンドオピニオンにも対応しています。愛するご家族のことでお困りの際は是非本院へご相談ください。

横山 大希 Yokoyama Taiki

1987年 愛知県江南市生まれ
2012年 北里大学獣医畜産学部獣医学科 卒業
愛知県の1次診療施設で3年間従事後、2015年より麻布大学附属動物病院 全科研修医として2年間勤務
2017〜2018年 麻布大学附属動物病院 画像診断科/腫瘍科 特任助手
および、2018〜2022年 麻布大学附属動物病院 画像診断科(C T・M R I科兼任) 特任助手として5年間勤務
2018〜2022年 獣医放射線学研究室 研究員
https://researchmap.jp/myybq196
2022年〜 アジア動物専門学校附属 動物の病院 勤務
2017年より本院に非常勤獣医師として勤務
 その他、相模原市動物病院において夜間診療担当、平塚市一次診療施設、葛飾区一次診療施設で一般外科を含む総合診療を担当

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