犬の心臓の病気とケア 定期検査の重要性
2017年06月27日 更新情報
心臓病の初期では、飼い主さんはほとんど気付きません。
症状が出始めるのは、心臓病が始まってからのこともありますが、ほとんどが進行した状態です。
後天性の(生まれつきではない)心臓病は、毎年のワクチン接種や狂犬病の予防接種、フィラリアの予防開始時に、病院で見つかることがあります。
去年の予防接種時にはまったく聞こえなかった心雑音が、今年から急に聞こえ始めることも少なくありません。
なぜなら、動物の1年は人でいえば4年に相当するからです。
1年に1度しか病院に行かない犬や猫は、4年間も病院に行かないのと同じことになります。
心臓病は進行性の病気です。
心雑音を指摘された場合には、定期的に検査を受けましょう。
定期検査の内容は、身体検査、血液検査、血圧測定、レントゲン検査、心電図検査、心エコー検査などです。
もうすでに症状があり、病院で診断され治療に入っている場合でも、定期的に病院で検査を受けるようにしましょう。